子育て

「ちゃんと泣ける子に育てよう」から学んだ3つの考え方を4歳の娘の育児で実践してみた

 

子どもが泣いているとき、ぐずっているときに対応するのが苦手・・・。

いつも怒ってしまって罪悪感・・・。

なんとかしたいとは思っているけど、どうすればいいのかな。

悩んでいる人

 

つくし

そんなお悩み、一緒に解決しましょう!

 

私も同じ悩みを抱えていましたが、大河原美以さん著「ちゃんと泣ける子に育てよう」を読んで、子育ての大事なヒントをもらいました。

 

 

 

 

この記事では、この本を読んで実践してみたいと思った考え方と、実践してみた結果についてお伝えしていきます。

 

この記事を読んでほしい人
  1. 子どもが泣いているとき、ぐずっているときの対処法が知りたい人
  2. 子どもに怒ってしまうことに罪悪感を感じている人
  3. 自分の育児に迷いがある人
  4. 「ちゃんと泣ける子に育てよう」を読んでみたいと思っている人

 

 

 

「ちゃんと泣ける子に育てよう」を読もうと思ったきっかけ

 

つくし

私には4歳の娘がいます。

夫は平日は仕事でほとんどいないため、娘が幼稚園から帰ってきた後、基本的には私と娘の二人で過ごすことになります。

 

つくし

その、二人きりの時間が辛いんです・・・。

 

夕方、夕食の準備やお風呂の準備など、家事に追われながら娘の相手をしていると、泣いたり、ぐずったりすることもしばしば・・・。

 

そんなとき、ついイライラしてしまって冷たく対応してしまう自分が嫌でした。

何度反省しても繰り返してしまい、このままじゃいけない・・・と思っていました。

 

自分の育児を変えたくて、参考になりそうな本を探していたところ、この本に出会いました。

 

この本を見つけたとき、

 

つくし

「ちゃんと泣ける子に育てよう」ってどういうこと?

 

とタイトルが気になりました。

 

Amazonの内容紹介を読んでもその答えはなく、気になるばかり。

 

レビューを読んでいると、「子どもが泣いても落ち着けるようになった」と書いている人がいました。

 

つくし

これだ!これこそ、私がなりたい姿!

 

と思いました。

 

つくし

子どもが泣いても落ち着けるようになれる方法、知りたい!

 

と思い、この本を購入しました。

 

 

「ちゃんと泣ける子に育てよう」から学んだこと

 

この本を読んで一番勉強になったことは、子どもが泣いている時やグズグズしている時にどう接したらいいかが分かったことでした。

 

それはシンプルに、抱きしめてあげること。

 

「嫌だったんだね」「悲しかったね」「これがしたかったんだね」と、子どもが感じているであろう気持ちに共感してあげて、言葉にしてあげること。

 

子どもが泣いているとき、ぐずっているときの対処法
  • 抱きしめてあげる
  • 「嫌だったんだね」「悲しかったんだね」と共感の言葉をかけてあげる

 

それは、泣いている子どもを落ち着かせるテクニックではなく、子どもの「本当の強さ・たくましさ」を育ててあげることに繋がっているんだそうです。

 

泣いているとき、ぐずっている時に抱きしめるなんて、ワガママな子に育っちゃうんじゃない?

そう思いませんか?

 

つくし

逆なんです!

 

泣いている時やグズグズしているときに親に抱きしめてもらって、気持ちを受け止めてもらった経験をたくさんした子ほど、心が安定した子に育つ。

 

心が安定していれば、何かネガティブな出来事が起こったとしても、気持ちをコントロールして挫折を乗り越えていける

 

それが本当の強さ・たくましさであり、本当の強さ・たくましさを持っていてはじめて他の子に優しくできる

 

ワガママな子になってほしくない。優しい子に育ってほしい!

と思うなら、まずは本当の強さ・たくましさを育ててあげること。

 

そのためには、泣いているとき、ぐずっているときに、抱きしめてあげて気持ちを受け止めてあげよう!ということなんですね。

 

つくし

子どもが泣いている時に自分がどうすればいいか分かったし、その理由もスッと納得できて、子育ての大事なヒントをもらえた気持ちでした。

あとは実践あるのみ!

 

この本を読んで実際に実践してみたこと3選とその結果まとめ

Let’s try

 

 

「ちゃんと泣ける子に育てよう」を実際に読んでみると、学べることがとても多く、実際の子育てにすぐに応用してみようと思えることが3つありました。

 

「ちゃんと泣ける子に育てよう」を読んで実践してみたいと思ったこと3選
  1. 子どもが泣いているとき、ぐずっているときに抱きしめる
  2. 子どもが泣いているとき、ぐずっているときは、子どもに共感の言葉をかけてあげる
  3. 子どもが泣いているとき、ぐずっているときは、親の感情よりも、子どもの感情を優先する

 

私は本を読み終えた後、この3つを4歳になる娘の育児で実践してみることにしました。

その結果をここでシェアさせていただきます。

 

①子どもが泣いているとき、ぐずっているときに抱きしめる

 

つくし

筆者は、泣いているときに抱きしめるのがどうして大切なのか、以下のように述べています。

 

子どもの身体が不快な感情に支配されてパニックになって、泣いたり怒ったり、すねたりいじけたり、沈み込んだりしているときというのは、子どもの感覚としては危険にさらされているという感じなのです。

そういうときに、大きなパパやママの身体で抱いてもらうと、ネガティブな感情にさらされても安全でいられるという体験をすることになるのです。
だから、怒りや憎しみや悲しみが溢れてきても、それを安全に抱えることができるように成長していけるのです。
泣いているときに抱こうというのは、そういうことなのです。

 

子どもは自分が恐怖を感じていても、ママやパパに抱いてもらうことで大きな安全に包まれて、恐怖にさらされても安全なんだということを学習できるのです。
そうやって一つひとつ、たくましくなっていくのですよね。

 

つくし

子どもが泣いたりぐずぐずしている時に抱きしめるのって、言葉にすれば簡単そうでも、実際難しいですよね。

 

料理や洗濯など、やらなければいけない時に追われている時なんて特に…

 

つくし

「そんなことで泣かないの!」って言ってしまいがちですよね…

 

だけど、自分の育児を変えたいし、娘には本当の意味で強く、たくましく、優しい子になってほしいから、いつもプリプリ怒ってきてしまった自分には茨の道ですが、実践してみることにしました!

 

私の夫は、毎朝7時頃家を出るのですが、娘は寂しくてよく大泣きしていました。

それをなだめるのに毎回苦戦してました。

 

つくし

夫も、わーわー泣いている娘を置いて出勤するのは心苦しいようで、毎回苦笑いで出ていきます・・・。

 

夫が仕事へ行く準備をしている頃から娘は若干泣き顔になり、

 

「そろそろ行ってくるねー」と玄関に立てばスイッチオン!!

 

「わーーーーーん!!!!行っちゃだめーーーーーー!!!!」

 

つくし

大泣き祭りの始まりです…

 

夫が家を出た後も、軽く30分は玄関に座り込み泣き続けます…。

 

早く泣き止ませないと幼稚園に遅れてしまうし、1日の始まりにこのレベルの大泣きは私も辛い…

 

そして何より、だんだんイライラしてきてしまう私…。

 

「パパお仕事だからね」

「そろそろ幼稚園の準備しなくちゃね」

 

と娘をなだめる語気もだんだん強まります…

 

私の疲れも限界で、

 

つくし

もう知らない!ずっと泣いてれば!

 

なんて言ってしまったこともあります。(反省)

 

そのときの結果はもちろん、「さらに大泣き」だったのですが…。

 

つくし

そりゃそうですよね。

 

この時こそ、「泣いているときに抱きしめる」を実践すべき!と思い、やってみました。

 

 

とある日、いつも通り娘は玄関で大泣き。

 

「パパお仕事だからもう行くね、ごめんね〜」と苦笑いの夫。

 

そこで、「おいで」と言って娘を抱きかかえてみた

 

抱きかかえながら、「寂しいよね、パパと遊びたいよね」と、背中をトントンしたり、さすっていました。

 

いつもなら、同じトーンで平気で30分は泣き続ける娘が、「うん、うん」と大きく頷き、わーわーぎゃーぎゃー言っていたのが「しくしく」に変わった

 

そして、背中をトントンすること10分・・・。

 

泣きやんだ!

 

 

しかも娘から、「おりる」と言って私から離れていった。

 

いつもなら、泣き疲れてへとへとになってなんとか泣き止み、その後もぐずぐずを引きずっているような感じだけど、この時は、切り替えが早かったです。

 

つくし

その後もなんだかスッキリしたような表情をしていました。

 

実践してみた感想

これから仕事に出かける夫に「行っちゃダメーーー!!!」と号泣する娘に、以前私がかけていた言葉。

 

「パパお仕事だからね」

「そろそろ幼稚園の準備しなくちゃね」

 

つくし

これは、ただの正論でした。

 

 

この時の娘は、パパが行ってしまって寂しくて泣いているのに、その気持ちを無視してしまっていたんですね。

 

さらに娘を納得させようと正論だけをぶつけていました

それじゃ娘に伝わるはずなかったんですね。

 

悲しいとか、悔しいとか、怒れてくる、とかネガティブな感情のときって、ただでさえ心にダメージを受けていますよね

 

そんなときに、ガツン!と正論を言われるよりも、ただただ抱きしめてもらえたら、大人でもうれしいものです。

 

つくし

子どもならなおさらですよね。

 

MEMO

この時の娘は、抱きしめてもらうことで自分の気持ちを受け止めてもらいだんだんと落ち着いていったんだと思います。

 

筆者の言うように、こういう経験を積むことで、自分の中を流れるネガティブな感情を、いずれは自分でコントロールしていけるようになるのだな、と思いました。

 

 

②子どもが泣いているとき、ぐずっているときは、子どもに共感の言葉をかけてあげる
 

 

筆者は、「子どもに共感の言葉をかけてあげて」とは述べていませんが、子どもの気持ちを言葉で表してあげる大切さを以下のように述べています。

 

子どもが身体で感じている感情を、親がきちんと察知して適切な「言葉」で名づけてあげるというプロセスを通じて、子どもは自分の感情を「言葉」に置き換えるということができるようになります。

 

つくし

私はこの、「子どもが身体で感じている感情を、親がきちんと察知して適切な『言葉』で名づける」というのを、子どもに共感してあげて、それを言葉にしてあげて、という意味だと解釈しました。

 

MEMO

「嫌だったよね」「悲しかったよね」と共感してもらえることで、自分が今感じている感情が「嫌」「悲しい」という言葉で表すことができるんだと学習するんですね。

 

しかも!

 

子どもって、自分の身体の中をわけがわからないものが流れていてパニックになって泣くのね、それにフィットする言葉を与えてもらえると、すっと落ち着くものなのです。
そしてそのときに、自分の感情を表現する方法も同時に学習しているんですよ。

 

つくし

「それにフィットする言葉を与えてもらえると、すっと落ち着く」なんて、そんな魔法があるとは!

 

わーわー泣いている子どもに、共感の言葉をかけてあげることで、すっと落ち着くうえに、自分の感情を表現する方法も学習しているなんて、良いことづくしですよね。

 

つくし

これはやってみるしかない、と思い実践してみました。

 

ある雨の日、娘を幼稚園へ送っていったときは傘を持って行ったのですが、

 

夕方のお迎えの時には雨がやんでいたので、私はうっかり娘の傘を持って帰ってくるのを忘れてしまいました。

 

家に帰ってきて、玄関に入ったところで、幼稚園に傘を忘れてきたことに娘が気づきました。

 

「傘、何でおいてきちゃったの!!とってきて!!」

 

とぐずりだします・・・。

 

つくし

ヤバい、始まった・・・

 

「ママうっかり忘れちゃったよ。ごめんね~。」

 

「やだ!やだ!とってきて!!」

 

その傘は、私が娘の誕生日にプレゼントしたお気に入りの傘でした。

 

うちの娘はこういう場合、簡単に収拾つかないのです・・・。

 

つくし

はぁ~。やってしまった。こうなると長いぞ・・・。30分コースかな・・・。

 

 

「誰もとらないから大丈夫」

 

「明日の朝持って帰るからね」

 

また、「ただの正論」をぶつけそうになったとき、私は思い出しました。

 

「子どもがぐずっているときは共感の言葉をかけてあげる」ということを!

 

すかさず娘に

 

つくし

傘忘れてきちゃって悲しかったよね。

〇〇(娘)、あの傘好きだもんね、持って帰ってきたかったよね。

 

と声をかけました。

 

娘は「うん、うん」と泣き顔で頷きました。

 

しばらくは「なんでママ忘れちゃったの」などぐずぐずしていましたが、

 

こちらも根気よく「そうだね、ママが忘れちゃったのも怒れちゃったね」など娘の気持ちに共感する言葉をかけ続けました

 

すると、娘から

 

「今度はママ忘れないで」と事態を収拾に導く言葉が出たのでした!

 

娘がぎゃーぎゃーわーわーぐずり続け、私が

 

つくし

ママだって忘れちゃうことくらいあるの!

 

と逆ギレするのがいつものパターンですが、こんな風にぐずりが終わったのは初めてでした。

 

実践してみた感想

 

筆者の言う、

"それにフィットする言葉を与えてもらえると、すっと落ち着く。"

というのは、本当でした。

 

つくし

まるで魔法みたい!

 

魔法のようですが、ちゃんと論理的な理由があったのです。

 

このときの娘は、筆者の言う「自分の身体の中をわけがわからないもの(=感情)が流れていてパニック」になってぐずっていたんだと思います。

 

そのわけがわからないもの(=感情)の正体が、

 

「大好きな傘を置いてきてしまって悲しかった」

 

「ママが忘れてきてしまって怒れてしまった」

 

ということだと分かって落ち着いていったのかな、と思いました。

 

悲しかったり、怒れてしまったとき、「胸がしくしくする」「顔がカッカする」というように、私たちは体に何かしらの反応が起こります

 

だけど、子どもにはそれがまだ「感情」によるものとは分からず、ただ突然、体の中にわけがわからないものがぶわぁーっと流れだすような感覚になります。

 

つくし

そりゃ、ぎゃーぎゃーわーわー喚きますよね・・・

 

MEMO

そこで、「悲しかったよね」「怒れちゃったよね」と親や大人に共感してもらえると、自分の体の中をぶわぁーっと流れるものの正体が「悲しい、怒れちゃう、という感情なんだ!」と知ることができるんですね。

 

何が何だかわからなかったものの正体が分かるとスッキリする、というのは大人でも経験ありますね。

 

つくし

そういうことだったんですね~、納得!

 

 

③子どもが泣いている、ぐずっているときは、親の感情よりも、子どもの感情を優先する

 

つくし

親になる覚悟について考えたことってありますか?

私はありませんでした。笑

 

私が「親になる覚悟ってなんだと思う?」って聞かれたとしたら、この本を読む前だったら、散々悩んだあげく、

 

うーん…、ちゃんとご飯を食べさせて、お金の心配をさせずに学校に行かせてあげて、休日には遊びに連れてってあげることかなぁ…

 

なんて答えちゃってたかもしれません。笑
 

筆者は全然違うことを「親になる覚悟」と述べています。

 

 親になる覚悟というのは、親が親自身の感情よりも、子ども自身の感情に目を向けて大事にする覚悟を決めることでもあるのです。

 

つくし

つまり、親の感情よりも、子どもの感情を優先する、ということかなと解釈しました。

 

親なんだから、子どもを優先して当然と思われがちですが、「感情」についてはどうですか?

 

自分の感情より子どもの感情を優先するのって実はかなり難しいことなんじゃないでしょうか?

 

 

つくし

おにぎりを、大きい方を子どもにあげる、とかであれば私もできます。笑

 

 

だけど、「感情」となると…。

 

つくし

「もう!何やってんの!そんなことしてるからハンバーグ落ちたんでしょうが!!せっかく作ったのに!!」(自分の感情)

 

と言いたいのを瞬時に抑えて、

 

つくし

「ハンバーグ落ちちゃって悲しかったね、食べたかったよね」

(子どもの感情)

 

と言わなければいけない訳ですよね。

 

なかなか難しそうです!

 

つくし

親とはいえ人間。

親にだって色んな感情がありますからね。

 

しかも、感情って、なんの前触れもなく突然ぶわぁって湧き出てくるものじゃないですか。

 

それを瞬時に抑えて、切り替えて、子どもの感情を優先する、というのはかなり練習が必要そうです。

 

つくし

私には。笑

 

だけど、泣いているときに抱きしめるのも、子どもが感じているであろう気持ちを言葉にしてあげるのも、この、「親の感情よりも子どもの感情を優先する」というのができて初めてできることだと思うのです。

 

つくし

逆にこれができるようになれば、我が子が泣いているときに抱きしめてあげられるようになるし、
我が子が感じているであろう気持ちを言葉にしてあげられると思うんですよね。

 

そうすれば、子育ても、親子関係もぐんと良い方向に向かっていく気がします。

 

つくし

なので、これも修行!と思い、実践してみたいと思いました。

ある日、ごはんを食べる前、娘がイスのうえでぴょんぴょんして遊んでいました。

 

注意しても聞くはずもなく、ついに、イスごと倒れ、ゴトン!とお碗か何かが倒れた音…

 

私は思わず、

 

つくし

せっかく準備したごはんがひっくりかえる!!それだけはやめて!!

 

という険しい顔でかけよりました。

 

だけど、瞬間的に

 

はっ。このことだ。娘の感情よりも自分の感情を優先してる、これじゃいけないんだ!

 

と気づきました。

 

イスから転げ落ちて泣いている娘にも、いつもだったら

 

つくし

何やってるの!そんなことしてるから落ちるんだよ!

ほらお味噌汁こぼれたじゃん!だから言ったのに!

 

と言ってしまっていたと思います。

 

だけどこのときは、娘を抱き上げ、

 

つくし

痛かったね、びっくりしたね。

 

と声をかける事ができました。

 

しばらく抱きしめていて、落ち着いてきた頃、

 

つくし

イスのうえで遊ぶと危ないから、もうやめようね。ごはん食べよっか。

 

と言うと、頷いてすんなりイスに座り直し、何事もなかったかのようにごはんを食べ始める娘。

 

自分の感情がぶわぁっと湧き出てきたのを抑えて、娘の感情の方にフォーカスできた初めての経験でした。

 

実践してみた感想

 

イスでぴょんぴょんしてたらそのうちイスが倒れて、食卓に並んでたごはんがひっくり返ることになるかもなんて、そんな正論は今教え込まなくてもそのうち分かることだったんですね。

 

それよりも大事なことは、悪気はなかったけどイスのうえでふざけていて、転げ落ちてしまって、

「痛くて、ビックリして、お味噌汁もこぼれて悲しかった」

という娘の感情の方にフォーカスを当ててあげることなんだな、と思いました。

 

この時、泣いている娘に向かって、

 

つくし

イスのうえでふざけてたら落ちるに決まってるでしょ!お味噌汁こぼれちゃったじゃん!

 

なんて言ってたら、娘は余計に泣くし、これって親の感情だけですもんね。

 

 

娘の中にぶわぁっと流れている、「落ちて痛かった、びっくりした、お味噌汁がこぼれて悲しかった、」という感情は置き去りにされたままなんでしょうね。

 

 

置き去りにされた感情は、「言葉」に置き換えてもらえません

 

そうすると、せっかくこのときの感情をどうやって言葉で表せばいいのかを知る機会だったのに、その機会も失ってしまうんですね。

 

やめてほしいこと、注意したいことは、時として言わなければいけないけど、まずはその前に子どもの気持ちを優先すること

 

つくし

その上でやめてほしいことを伝えた方が伝わりやすいメリットもあると思いました。

 

感情は突然湧き出てくるものなので、親とはいえ、自分の感情よりも子どもの感情を優先するというのは、すぐにできることじゃなく、練習が必要だと思います。

 

つくし

だけどそれができるようになれば、親子関係はぐっと良くなるんじゃないかなと思います。

 

 

まとめ

 

つくし

この本を読で、子どもが泣いているとき、ぐずっているときに、自分がどうすればいいかが分かりました。

 

それは・・・

 

①抱きしめてあげること

②共感してあげること

 

ですが、それができるようになるためには、

【親が親自身の感情よりも子どもの感情を優先すること】

 

ができることが必要だなと思いました。

 

泣いてほしくないとき、時間や気持ちの余裕がないときには、ついついイライラして冷たい言葉を言ってしまいがちですが、誰だって、自分の気持ちを受け止めてくれる人のことは好きだし、信頼できます。

 

筆者の言うように、泣いている、ぐずっているときに抱きしめてもらうという経験を積むことで、ネガティブな感情を自分でコントロールしていけるようになるというのが、「泣いているときに抱きしめる」ことの目的だと思いますが、シンプルに親子の信頼関係が強くなって、子育てが楽しくなっていくような、そんな気がしました。

 

子どもが泣いているときに対応するのが苦手な方や、自分の育児に迷いがある方に読んでもらえるといいなと思いました。

 

 

つくし

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 

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